こんにちは、masuです。
みなさん、おうちで使う洗剤やシャンプー類、マスクなどなどのストック(在庫)の管理ってどうされていますか?
我が家はちびが4人いて、狭いマンションにいろいろいっぱいぎゅっと詰まっているわけですが
その中でも毎日のように使う洗剤などのストックは早めに多めに買っていたりします。
地震などの災害時に備えてだったり
翌月から値上がりしてしまうときなどに
前もって多く買ってしまうのです。
置く場所もないのに…
デスクワーク部屋 兼 倉庫部屋をもうけているのですが、収納がうまくできていないと、
マスクの箱ストックがリビングのカウンターにも倉庫部屋にもある
衣類洗剤・柔軟剤が脱衣所にも倉庫部屋にもある
掃除用品ストックが倉庫部屋のあっちとこっちにある
さらに、実際にあった細かい状況を書くと、
子どもが夜になり発熱
冷蔵庫に熱さまシートが1枚だけ
ストック2箱くらい買っておこう
でも
冷蔵庫には当然食品もあるし、箱から出しても場所をとる
そんなわけで倉庫部屋にいく
カラーボックスの引き出しみたいなところに入れる(←これが良くない)
そのうち買っていたことを忘れて同じものをまた買う
過剰にストックしている状況になってしまう
どうにかしないとなーと思いつつ時が経つ
そこで思いついたのです!
お店の商品棚みたいに陳列すれば管理しやすいし、買い物いくときも把握しやすい
過剰ストックを予防できるのでは!?
と考えたわけです。
ストックがごちゃごちゃになっているビフォーがないのですが、作ってみた陳列棚をこの記事で紹介したいなーと思いました。
倉庫部屋の一角です。
生活感が出ていて少し恥ずかしいですが、頑張ります。
デメリットは部屋の圧迫感がかなり増すこと。
でも収納力とストック管理力は格段に上がります。
買い物に行くときもこの棚の写真を1~2枚撮るだけで
なにがあって、なにがない とわかりやすくなり
格段に買い物がしやすくなりました。
< 目次 >
- 注意事項
- 準備するもの
- 下準備
- 取り付け・組み立て
- 陳列棚 完成
- まとめ
1.注意事項
木材やネジ、鋭利な金物を使います。
素材や材料によってはバリやささくれがあってケガをする恐れがあります。
素手派の方もいると思いますが、場面によっては作業手袋を使いましょう。
木材は主に1×4(ワンバイフォー)といった木材を使います。
※1×4(ワンバイフォー)については、こちらの記事で説明します。
天井と床の間に木材をつっぱらせて棚を組み立てていきますので
しっかりつっぱらせないと木材が倒れてきてケガをしてしまう恐れがあります。
しっかりつっぱらせるためには踏み台や脚立にのぼって、
天井付近のつっぱりアジャスターをぎっちり調整して、
できる限り硬く固定していきます。
また、天井近くの棚の取り付けも踏み台や脚立を使います。
高所での作業が少し多いです。
足元注意が絶対です。
慌てずゆっくり行いましょう。
急いだりすると転倒・転落、踏み外しなどしてしまい、重大なケガにつながります。
くどいですがさらに言うと無理な体勢も禁物です。
無理して体、手を伸ばして作業していたらバランスを崩して落ちた
無理な体勢を続けて肩、腰を痛めた(←低所でも多いですが高所も多い)
など、低所での作業に比べると危険要素が一気に増えます。
踏み台を小まめに動かすことを怠ってはいけません。
常に作業のしやすさを優先しましょう。
参考にされるかたは十分注意してください。
2.準備するもの
①まずは簡単な設計
「設計」などとかっこつけて言っていますが、寸法を測ったり簡単な絵(図面)を描いてイメージしやすくするだけです。
誰かに見せるためのものではありません。
自分でわかればオッケーです。
要は、絵を描いてサイズ感だったり必要な材料を拾い出したりしやすくするのです。
ある程度汚くてもいいのです。
ただし、「寸法」はしっかり測って正しく書きましょう。
間違えて短く切って買い直し…などを避けるためです。
たまにやっちゃいますが…
②材料をそろえる
設置したい場所の天井高さと幅、必要な棚の数により素材のサイズ、材料の数などは変わります。
ここでは、我が家で使用したサイズや数量などを記載します。
○ 木材 1×4材(ワンバイフォー):長さ2480 mm × 8 本
○ 木材 平板: 150 × 630 × 18 mm × 7 枚(家に残っていた端材)
○ 金具 Lアングル:80 × 37 × 2 mm × 32 個
○ 金具 ブラケット(棚受け):125 × 150 mm × 14 個
○ 木ネジ:4.2 × 16 mm × 128 個
○ 金具 つっぱりアジャスター:1×4材用 × 4 個
○ ゴムシート:1×4材の端部のサイズ(19 mm × 89 mm)× 2 mm 厚 ×4 枚
○ コーナーガード
○ 両面テープ
③使った工具類
○ 電動ドライバー(あったら便利。プラスドライバーのみでもオッケー)
○ プラスドライバー(増し締めや木割れを防ぐため。電動ドライバーでは力が強すぎる)
○ スケール(いわゆるメジャーです。硬いものが折れにくくて便利です)
○ 電動丸ノコ(あったら便利。のこぎりでもオッケー)
○ ペーパーやすり 80番(100番台以上でもオッケー)
○ 差し金・曲尺(かねじゃく) (普通の定規でもオッケー)
○ 水平器 (なにかとあった方が良い)
○ ウォーターポンププライヤー(なくても多分大丈夫)
○ 鉛筆 (短いと使い勝手が良い。ネジ止めの印付け用)
○ 鉋(かんな。なくてもオッケー)
○ カッター
3.下準備
1.柱になる1×4材の寸法合わせをします。
天井と床の間に木材とつっぱりアジャスターが入るので、
天井高さよりも柱になる木材の高さが短くなります。
天井高さよりどのくらい短くすればよいかは使うつっぱりアジャスターの種類によって変わります。
親切な商品はわかりやすく「天井高さ ー 75 mmで木材を切ってね」などと書いてあります。
今回、私が使ったつっぱりアジャスターには「 (つっぱるボルトが)5 mm以上ナット部に入った状態でご使用ください」と書いてありましたので、「天井高さ 2480 ー 40 = 2440 mm :必要な1×4材の長さ」と計算して加工しました。
すこしややこしいですが、頑張りましょう。
柱は4本必要なので、4本加工します。
※写真には3本映っていますが4本使います。実はこのとき買い忘れています。。。
木材を切ったときの切断面にバリなどが残ったらペーパーやすりで簡単に整えましょう。
2.Lアングルの取り付け
必要な棚板の分、Lアングルを取り付けていきます。
だんだんDIYやってる感が出てきます。
ストックといってもそれぞれの棚にそこまで重たいものはのせません。
耐荷重計算などありますが、ここでは写真の通りにします。
このLアングルはそれぞれの面に3つずつネジ止め穴がありますが、ここではそれぞれ2つずつネジ止めします。
今回、上と下の棚どうしの高さを決めるにあたって基準にした寸法高さは衣類洗剤のパッケージの高さです。
だいたい 270 mmです。
入れ替えが速い衣類洗剤は陳列棚っぽくそのまま出し入れしやすいように意識して並べました。
マスクの箱なども2、3箱重ねられて良いなと考えました。
3.ブラケットの取り付け
上の写真のように、デッドスペースの壁に沿ってL字になるように棚を作りたいと考えました。
左側に組まれている棚板はブラケットを使っています。
理由としては、
1×4材の棚だけでは奥行きが 89 mmしかなく、
詰め替え洗剤やマスクの箱は良い感じに収まるのですが、
カップラーメンや子どものお菓子、クイックルワイパーの替えシートなどは収まりが悪いです。
部屋のドアを開け閉めしたときのドアから壁の間のスペースを見てみると
奥行き 89 mmの棚板とは別に、150 mmの奥行きの棚板を設けることができそうでした。
これはまさにカップラーメンなんかを並べるのにめちゃめちゃジャストなサイズなわけです。
Lアングルでは支える部分が短く強度に不安があったので、ここではブラケットを選定しました。
言葉で説明しても分かりづらいと思いますので写真を載せます。
こんな感じでイメージした棚を目指します。
Lアングルを付けた「完成形の向かって左側の柱」にブラケットを付けていきます。
4.真ん中の柱にはLアングルを対に取り付ける
写真のようにしたいので、真ん中の柱のみLアングルを対に取り付けます。
真ん中の柱を設ける理由は補強です。
また、棚板の反りも考えています。
1×4材は厚みが 19 mmで意外と薄く反りやすい印象がありました。
できるだけ短いスパンで区切り、棚板を長くしないことを考慮しました。
質量がある洗剤系のストックも安心して置くことができるだろうと考えました。
ちなみにこのとき、Lアングルの付け方に少し注意が必要です。
1×4材の厚みは上にも書きましたが 19 mmです。
片面だけにLアングルを付けるのであれば、ビスの長さに注意して裏面からビス先が飛び出さないようにしなければいけません。
ですが両面に対にして付けるのであれば、ビスの位置も考えなくてはいけません。
ビス同士が木材の中で干渉し合わないように
Lアングルのビス穴の位置に注目して取り付けていきましょう。
5.つっぱりアジャスターの取り付け
写真のように取り付けていきます。
6.柱になる1×4材の床に面する断面にゴムシートを取り付けます。
ゴムシートを付ける意味は、
・床の傷防止→フローリングは傷がつきやすいし、なによりうち賃貸
・地震対策→少しでもズレにくくするため
普段のストックの出し入れでも、わずかな振動をひろって柱は少しずつ動こうとします。
ゴムの摩擦力を利用して、少しでも柱が床に張り付くように(動きにくいように)します。
7.ちょっとだけ工夫したところ
実は、地震対策はゴムシートだけではありません。
写真では分かりにくいですが、取り付けたLアングル、少しだけ傾いて(位置をずらして)います。
微力かもしれませんが、
棚から物が落ちにくいようにしています。
それぞれの柱に「壁側に来る方」と「正面側にくる方」を決めます。
そして「壁側に来る方」を取り付け寸法よりわざと1~2mm下げてLアングルを取り付けています。
そうすると、のちほど取り付ける棚板に傾斜ができます。
正面側(ストックを出し入れする側)がわずかに高く
壁側(棚板の奥側)がわずかに低くなります。
たとえば、ビー玉を置いたら壁の方(奥)に転がって落ちないようにしています。
これが今回、少し工夫できたなーと思えるDIYポイントです。
もちろん、地震・振動の大きさなどにもよりますが
地震・振動で棚から物が落ちる原因は、
がたがた揺れることで少しずつ傾斜の低い方に
物が誘導されるかのように移動するからです(一概に原因がそれだけとは限りませんが)。
イメージとしては紙相撲でしょうか。
揺れた時に棚の物が少しでも落ちにくく、少しでも奥にいくようにーと考えました。
ほかにも、柱の取り付けた具合、水平・垂直がびしっと決まっているか、なども関わってます。
なので次の柱の取り付けは水平器をあちこち当てて水平・垂直をできる限りしっかり出して取り付けします。
いろいろ工夫してもしょっちゅう物が落ちてきてしまったら
・釣り糸を張る
・滑り止めシートを使う
などの落下対策も有効かと思います。
4.取り付け・組み立て
それでは柱と棚を取り付けていきます。
高いところでの作業が始まります。
1.注意事項でも書きましたが、くれぐれも足元注意です。
取り付け・組み立て作業のおおまかな流れとしては、
- 柱を仮止め
- 柱の位置を微調整
- 柱をがっちり固定
- 棚板を準備する
- 棚板を取り付ける
といった感じです。
これまでに完成形の写真をいくつかのせたのでイメージはできるかもしれませんが、
取り付け・組み立て作業から完成まで写真とあわせて説明していきます。
柱を取り付けます。
下の写真では3本いきなり立ってますが、1つずつ取り付けます。
まずは仮止めです。
おおよその位置に柱を垂直に置き、つっぱりアジャスターを調整、仮止めします。
仮止めといっても倒れてきたら危ないので少し硬めに固定します。
最初は工具を使わず、手のみで行います。
取り付け位置が決まれば、つっぱりアジャスターを本締めしてしっかり固定します。
写真のようにプライヤーを使ってぎっちり固定するのが確実です。
ここで使っているつっぱりアジャスターは頭の部分が硬質プラスチックでできているので
プライヤーを使うことで傷や潰れができてしまう恐れがあります。
そんなときは作業手袋を片方外し、写真のように当て布として被せてしまえば傷対策になります。
棚板を準備します。
柱間の寸法を測り、棚板をどんどん切ってじゃんじゃん組み込んでいきます。
棚板のビス止めを忘れずにやりましょう。
棚板が多いので案外忘れがちです。
途中でビスが打てないところが出てきます。
①一番下の棚板と②ブラケットがついているところの上です。
電動ドライバーも手回しのドライバーも入りません。
ミニドライバーという長さが短いドライバーがあるのですが、ビスを回すのに苦労します。
対処の仕方はいろいろですが、
今回は付けたLアングルを一度取り外し、また付ける、といった二度手間をします。
二度手間のようですが、作業効率はこの方が良いと個人的に思っています。
手順は、
柱に付いているLアングルに、寸法を合わせた棚板を置く
短い鉛筆を使って、ビス穴のところから棚板に印をつける
棚板外す
Lアングル外す
棚板につけた印に合わせて、外したLアングルを付ける
柱に取り付ける
といった流れです。
ブラケットも同じ要領です。
部分的ですが写真のせます。
余談ですが、
小学生のお子様がいらっしゃるご家庭は「短くなった鉛筆」の大量発生、共感してもらえるのではないでしょうか。
短くなった鉛筆は、最近ではくっつけて再利用できる専用の鉛筆削りがあるみたいです。
すごいですよね!
活用方法はいろいろですが、ここでは狭い場所での墨出し(印付け)に活用しています。
ブラケット側の柱と棚板の取り付けに進みます。
ブラケット側の柱の取り付けの写真は、すみません、撮り損ねていました。
ストックを並べてからのものですが、下の写真のようになります。
こちらも先と同じような手順で進めていきます。
違うところは、柱の向きと棚板の奥行きです。
さきほどまでの柱の向きは正面からみて縦に取り付けました。
次のブラケット側の柱は正面からみて横に取り付けます。
文だけでは少し分かりにくいですね。
要はブラケットを取り付けるのに、柱の幅が必要だということです。
あとはドアの開きに干渉しないように棚板の寸法を出して取り付ければ完成です。
5.陳列棚 完成
長々と書きましたが、以上で完成です。
棚板の取り付け高さを決めるときに、洗剤のパッケージの高さを基準にしたと書きました。
棚板の高さを自由に決められる、というのはかえって迷いができて決めづらいものです。
なにかひとつを基準にして決めてしまえば割とスムーズに進められるのかなーと思いました。
ちなみに一番下の棚板の高さは少し高めにしました。
理由は掃除のしやすさを考えてです。
Lアングル側は床から 100 mm
ブラケット側は床から 250 mm
のところを最下段として棚板を付けています。
あと、「床に物を置かない」と決めます。
すると、掃除機のヘッドやクイックルワイパーなどのお掃除ヘッドが入れやすくなります。
いちいちしゃがんだり屈んだりせずに掃除がしやすくなるようにーと考えました。
そのほかに考えたことは、ブラケット側の棚板の角が危ないのでコーナーガードを付けたことです。
ちょっと前までベビー用に使っていたものをとっておいたので新たに買わずに済みました。
ブラケット側の棚板は飛び出すように付けましたので、角があって危ないです。
大人の頭の高さから子どもの足の高さまで、ぶつかりそうなところは全て付けました。
でも、コーナーガードでは角をまるっと覆うことはできませんでした。
なので写真、わかりづらいですが、棚板を真横から見ると
下端の角が削ってあります。
私はカンナで削ぎ落しました。
ペーパーやすりでもカッターでもなんでもいいので、
ぶつかりそうな角張っているところはみんな丸めちゃいましょう。
6.まとめ
まとめです。
いやー、まず謝りたいです。
こんなに長くなると思いませんでした。
頭の中ではこことここをリンクしたい
とか
この文字をもっと強調したいけどどうすれば…
とか
写真撮ってなかったー
とか
読む・見る人のこと考えると…見づらいな
とか
1バイ材のことをもっと詳しく書きたい、でも別の記事にまとめとして書くべきか
とか
だったらその記事も早く書かなくちゃいけないな
とか
とかとか
もー反省するところがたくさんの初長文ブログでした自分にとって!
とにかくこのブログでは、
おうちのストック管理は棚に陳列することで
「見える化」するとけっこー良いですよ!
を伝えたいと思い、下手なり書いてみました。
ここまで読んでくれる人がいるのかどうか…
読んでいただいた方がいらっしゃれば、
なにもすることはできませんが、
心の底から感謝いたします。
ここまで読んで頂き本当にありがとうございます!!
読みやすく、少しでもタメになる情報を提供できるように頑張ります!!
今後ともよろしくお願いいたします!!
ありがとうございました!!!
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