スプリングヘアゴムの伸縮性を復活させる方法を書いた記事です。
スプリングヘアゴムが切れた時にくっつける方法を書いた記事です。
必要なものはお湯、ライターです。
DIYにかかる費用はほぼゼロです。
「スプリングヘアゴム」、わが家では「クルクル」と呼んでいます。
使っている方はご存じかもしれませんが、すぐに伸びちゃいますよね。
伸びちゃって、広がって、髪の束の縛りが緩い。
なのでさらにきつくしようと引っ張って縛っていると、そのうち切れちゃったりします。
そんなスプリングヘアゴムですが、わが家で重宝している理由は撥水性です。
また、髪を束ねても跡が付きにくいこともメリットです。
わが家では、妻も娘もお風呂上りにスプリングヘアゴムを使います。
一般的なヘアゴムは丸ゴムなどでできていて、濡れるとしばらく乾きませんよね。
濡れたままのヘアゴムを収納場所に戻すのは、なんかちょっと不衛生。
いちいち乾かすのも面倒だし…などの理由でわが家ではよく使うようです。
伸びたり切れたりしたならまた買えばいいのでは?
そんなに高価なものでもないんだしー
と思う方もいらっしゃると思いますが、確かにそうかもしれません。
でも、エコじゃないなーと思うわけです。
自分で直せるものは直したいし。
やってみてできなければしょうがない。
もちろん、潔く買い替えることも確かに大事。
しかし、娘(アイドル志望)が選定した選りすぐりのクルクルたち。
カラフルがとまりません。
キラキラがとまりません。
そう簡単には手放したくはないわけです。
切れても飾ってあります。
それはそれで親として切なくもあります。
だからと言って買いに行くと、
選ぶ楽しみもあって、時間がとってもかかります。
とにかく!
リペアができれば経済的かな!と思うわけです!
広がってしまったスプリングヘアゴムにはお湯をかければ戻ると知っている人は多いかもしれません。
切れてしまった場合のリペア方法はあまり知られていないのでは?と思い、ここにに書いてみようと思いました。
前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります。
< 目次 >
- 最初に注意事項
- 伸びきってしまったスプリングヘアゴムを復活させよう
- 切れてしまったスプリングヘアゴムを再びつなげてみよう
- 家族の反応は!?
- まとめ
1.最初に注意事項
用意するもの:お湯(熱湯)、ライター、伸びたスプリングヘアゴム、切れたスプリングヘアゴム
予算:ガス代すこし
時間:10分~20分
場所:換気のよいところ
熱いものを使います。
やけどには十分注意してください。
やけど、その他のケガは当方では責任を負いかねます(責任とれません)。
手元注意!周囲確認!でお願いします。
こどもさんがいらっしゃる方は、できるだけ近くにいないときにやりましょう。
ちなみに私はベビーゲートを付けたキッチンでやっていますが、最近は意味を成していません。
ベビーゲートもなんのそので乗り越えてきます。
子どもにやけどを負わせてしまった…と最悪の事態を想像して、ぜひ安全作業でお願いしたいです。
また、スプリングヘアゴムの素材によっては復活できない場合があります。
なので諦め半分でやってみましょう。
ちなみにお風呂程度のお湯(38℃~40℃)でもしばらく浸けておくと広がりは少し戻ります。
ですが戻りがあまいです。
もっとぎゅっ!とスプリング感を取り戻したい時にお湯(熱湯)を使った方法があります。

2.伸びきってしまったスプリングゴムを復活させよう
さっそくやってみましょう。
お湯をお茶碗一杯分ほど用意してください。

伸びきってしまったやる気のないゴムをそのお湯に浸けてください。

10分ほど待ってください。
ちなみに私は、写真でわかるかもしれませんがシンクの中でやっています。
分かりやすい広がり方をしたスプリングヘアゴムが無かったのですが、
今回やってみたものは下の通りです。
![[ビフォー]紫が少し広がっています](https://masu30.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8048.jpg)
![[アフター]紫が縮んだのがわかりますか?](https://masu30.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_8127.jpg)
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、実際にお湯に浸けた紫のスプリングヘアゴムが縮んでいます。
弾力も完全ではないものの、ちゃんと取り戻しています。
…ですがやっぱりちょっと分かりずらいですね(汗)
また広がってきたら撮り直します。
見てくださってる方、申し訳ない。。。
3.切れてしまったスプリングヘアゴムを再び繋げてみよう
切れてしまったスプリングヘアゴムにはライターの火を使います。
ビニール系を炙って溶かすので匂いが気になるかもしれません。
外に出てやるか、屋内なら換気をよくして行いましょう。
![[ビフォー]今回、切れたものを2つ用意](https://masu30.com/wp-content/uploads/2022/06/PXL_20220604_083209605.PORTRAIT-edited-790x504.jpg)
![[アフター]ちゃんとくっついた](https://masu30.com/wp-content/uploads/2022/06/PXL_20220604_085235779.PORTRAIT-672x504.jpg)
では、いきます。

スプリングの巻きを確認します。
もともとの巻き数よりも多い or 少ない状態でくっつけてしまうとうまくいきません。
うまくくっつかなかったり、よれたりする原因になってしまいます。
次に片方ずつライターで炙っていきます。


経験上ですが、片方だけ溶かしてくっつけても、つきが弱くてすぐ取れちゃいます。
ポイントとしては、
・切断面をしっかり溶かす。
・両端ともしっかり溶かす。
・直接火にかけず離したところから少しずつ炙る。
・切断面が溶け出して水のようにプルプルになってくる。
そんな感じです。
直接火にかけると焦げて黒くなっちゃいます。
離したところから少ーしずつ炙り始めて
切断面の面全体を溶かします。
いいですか?面全体です。
切断面の端っこだけ溶かしてもしっかりくっつきません。
切断面の全体が水に濡れたかのようにプルプルしてきたところでストップです。
ちょっとテクニックが必要かもしれないです。
いらないもので試してからやってみてもいいかもしれませんね。
プルプルの状態の写真、ありません。
すみません、あとで頑張って撮ります。
あと、しつこいですが、特にこの時やけどに注意してください。
次に、両端をしっかり溶かしたら頑張ってホールドします。

ここは少しやりづらいかもしれません。
溶かしたところはすぐには固まりませんが、速やかにくっつけましょう。
溶けているので滑ったりしてなかなか位置が決めづらいかもしれません。
ある程度、面と面があったところで手の動きを止めてホールドします。
少しだけ力をいれて面と面を圧着するイメージで押し当てます。
素材によってはくっつきがあまかったり固まりが遅かったりします。
あとは口を使ってフーフーします。
モノにもよりますが、だいたい1分くらいフーフーしていると固まってきます。
すると、手を放しても形状が維持されます。
しっかり固めるために少し放置します。
温度や湿度、素材にもよりますが、経験上30分も放置すれば十分かなーと思います。
以上で復活完了です。

試しに素材違いのスプリングヘアゴムも試してみます。
要領はいっしょ。
巻きの確認。

切断面の両端をしっかり炙る。

くっつけてホールド。

フーフーして冷まして固まればできあがり。

くっつけたときに、余分に溶け出たものが溢れてきます。
気になる方は完全に固まったあと、カッターや眉毛を切るような小さいハサミでカットすると少しは整います。

今回、撮影のせいだと言い訳したいのですが、少し焦がしてしまいました。
また、これはあくまでも応急処置的なものとしてお考え下さい。
引っ張られることに耐えきれず、すぐに取れてしまうこともあります。
諦め半分、実験的、チャレンジ的な感覚でやってみましょう。
4.家族の反応は!?
熱モノを使うので子どもの前ではやりません。
突如復活したスプリングヘアゴムをこっそり収納スペースに戻しておきましたが
さて、反応はいかに。
入浴を終え、出ました。
髪の毛を縛ります。。。
あれ?
…なんと!気づかない!?!?!
なんということでしょう!
妻は撮影に協力してもらったので当然知っているのですが、
肝心の娘は…他のことに夢中で気づかない!!!
髪の毛を縛り直すテイでちらちらしたところで、「あー!」とむっすめ。
いや、いまかい。
でもとっても喜んでくれました!
世のパパ勢、ぜひ!
5.まとめ
ガスも高騰している昨今ですが、わが家では子どもたちの飲み物としてお湯を沸かして麦茶を作っています。

ご飯のとき以外にも学校や幼稚園、保育園にも水筒として麦茶を持っていっています。
私はときどき、そのときの残ったお湯を使ってスプリングゴムの伸縮を復活させています。
そうです、エコです。
ライターはもしかすると持っていない人がいるかもしれません。
ですが、震災時の防災グッズとして持っておくのもいいのではないかと思います。
「100円ライター」なんて昔は言いましたが、今は100円では買えません。
ですが、コンビニなどでも安価に手に入ります。
リペア的にも防災的にも1つ2つ持っておくのも良いのではないでしょうか。
それでは、注意がくどかったかもしれませんがご覧いただきありがとうございました!
少しでもどなたかの参考になれば幸いです。
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