～こどもがドアを開けられるようになって困った！～ドアレバー向き変えDIY（費用ゼロ）

こどもがドアを開けられるようになって困っている方へ向けた記事です。
ドアの開け閉めを一時的にやりづらくする方法を書いた記事です。

必要な工具はドライバー1本
DIYにかかる費用はゼロ
ドアレバーの種類によってはできない

はじめに
[ 結論 ]ドアレバーの向きを変える方法
注意すること
この方法が有効な期間の目安
参考
まとめ

はじめに

こんにちは！
アンドレです。

こどもの成長はあっという間ですね。昨日までできなかったのに、今日になったらいきなりできるようになっている！！喜びや感動も束の間、「アブナーイ！！」とヒヤヒヤすることが増えます。ドアを開けられるようになるのもよく出る話題です。

こどもは大体１歳半から２歳を目安にレバー式のドアを開けられるようになることが多いようです。わが家のちびたちも１歳半を過ぎた頃には自分で開け始めていました。最初は背伸びして、届かなくて、でもある時届いちゃって、押したり引いたりして開けられるようになっちゃうわけですね。嬉しい限りなんですが…トイレや階段、お風呂、玄関など…まだ行かれちゃ困るところ、ありますよね。

こんなとき、すぐに対策を取れますか？

この記事ではプラスドライバー１本で、そしてものの数分でそんな困った状況を解決するアイデアを紹介します。自分で簡単にできるDIYです。

答えがすでにアイキャッチ（一番上の写真）に写っています。写真は、次男がこっそりお昼寝の脱走をもくろんでいるところです。

どこの家庭でもある（であろう）プラスドライバー１本で済むため、費用はゼロ円です。また賃貸住宅であっても原状復旧することができます。退去時に戻せば原則問題ありません。
※「原状復旧」：入居時の状態に戻すこと。

では、本題にいきます。

[ 結論 ]ドアレバーの向きを変える方法

用意するもの：プラスドライバー１本
予算：ゼロ円

①向きを変えたいドアレバーの小さなネジを外します。
②ドアレバーを引き抜いてドアから外します。
③ドアレバーを変えたい向きに変えて再度差し込みます。
④小さなネジを取付ます。

作業はこれでおわりです。

やってることは意外と簡単です。器用さに自信がない方でも、ある程度無理なくできる作業ではないでしょうか。

注意すること

とりあえず簡潔に書くと

ドアレバーの小さなネジを無くさないこと
レバーの種類によっては六角レンチや精密マイナスドライバーが必要
レバーを外すときは落下に注意すること

ドアレバーについている小さなネジは見つけられましたか？

ドアレバーは基本的にドア板を挟んで対になって付いていますよね。引く側か押す側のどちらかのレバーの根本に小さく隠れています。小さいネジですので外したときは無くさないように注意してください。

でも、万が一無くしてしまっても大丈夫。お金はかかってしまいますが安価に手に入ります。

「イモネジ」や「止めネジ」などとインターネットで調べてみてください。通販サイトやホームセンターで購入できます。ホームセンターは場所にもよりますがイモネジの取り扱いはしています。サイズがわからない場合はいろんなサイズが入っているセットが売っています。もしくはドアレバーをホームセンターに持っていって店員さんに聞いてみるのもOKです。たいてい教えてくれるはずです。

ただ、この通りお金も手間もかかってしまうのでご注意ください、ということですね。

【要注意！】
ドアレバーを引き抜くときは、ドア板を挟んで対になっているものがほとんどです。もう片方が床や足などに落ちないように十分気を付けてください。引き抜くときはもう片方のレバーを必ず手で持って行いましょう。

ドアレバーの種類によっては、止めネジが六角穴やマイナス形状になっているものがあります。

六角穴の場合は、六角レンチという工具が必要になります。
マイナス形状は、精密ドライバー（マイナス）が必要になります。

マイナスの時、精密ドライバーじゃないとダメな理由は、途中でネジが回せなくなるからです。イモネジは基本的に小さくて、埋め込んで使うものです。普通サイズのマイナスドライバーだと、イモネジの頭の大きさよりもはみ出してしまうのです。すると埋め込む相手のツラまでしか回せないことになってしまうのです。文章ではわかりづらいと思います。写真の準備ができたら追ってアップします。

この方法が有効な期間の目安

この方法が有効な期間、こどもの年齢の目安は２歳半から３歳くらいまでです。成長具合にもよりますが、身長も伸び、力もますます付き、そのうちまた開けられてしまいます。

勝手に開けられてしまうと困る場合は、思い切って鍵付のドアレバーに変えてしまうか、丸型タイプのドアノブに変えてしまうか、ベビーゲートを設置するか…などと方法は様々あります。

丸型タイプのドアノブはのちほど提案しますが、ここでは基本的に「費用がかからず、とっさにすぐできる」ことにフォーカスを当てたいので他の方法は割愛させていただきます。

また開けられてしまうようになるまで、少し期間が延びたと思います。それまでに他の対策を考えたり、ドアを開けた向こう側の危険性を少しでも排除できればと思います。

参考

ついでにできたら良いこと

ドアレバーを外したついでに簡単な掃除と注油をしましょう。

ドアの動く部分（ラッチや丁番など）の目に見える範囲でいいので、ホコリや古い油を拭き取ります。掃除の後は潤滑剤を差します。潤滑剤は「ＫＵＲＥ５-５６」が有名ですが「シリコンスプレー」もオススメです。

シリコンスプレーの方がホコリを巻き込みにくい感じですね。ただシリコンスプレーを使ったあとは床がめっちゃ滑るので要注意です。

この方法が子ども対策になる原理・理屈

レバーを上向きに取り付ければレバーの先まで手が届きません。通常の横向きのときにやっと届いた高さが、上向きにすることでレバーの根本付近までしか手が届かなくなります。するとレバーを回すことが難しくなります。

少し身長が伸びてきて、もう少し高いところを触れるようになっても、精一杯に手を伸ばした姿勢で横向きに力をいれるのは難しいです。大人でも難しいと思います。

レバーを上向きに変えることで力が入るポイントがズレるといった原理です。

「イモネジ」「止めネジ」ってなに？違いは？

ちょっとだけ専門用語書きます。

「イモネジ」
「止めネジ」

あまり聞き馴染みがない方もいると思います。調べるといろいろ出てきますがどちらも同じ意味です。呼び方が違うだけです。でも、イモネジと言ったら六角形の穴があるネジをイメージする人が多い印象です。正しい名称は、「六角穴付き止めネジ」。プラスドライバーを使うものは「十字穴付き止めネジ」と言います。こちらは止めネジと呼ばれることが多いイメージです。

呼び方について気になった方がいましたらご参考まで。