【DIY入門】メジャーとスケールとコンベックスの違い、わかりますか?

DIY
  • 混同されがちな「メジャー」「スケール」「コンベックス」について、それぞれの違いがわかるようになる記事です。

はじめに

こんにちは!
アンドレです。

今回は、「メジャー」「スケール」「コンベックス」の違いについて解説したいと思います。

ウサギ
ウサギ

えっ?どれも一緒じゃないの?

カエル
カエル

厳密には違うんだな

はい、厳密には違います。

細かい話にはなりますが、特にこれからDIYを始める人や現場仕事を始める人には予備知識として知っていて損ではない内容になっています。ぜひ読んでいただき、違いを知っていただければ嬉しいです。

ちなみにコンベックスの基本的な使い方については別の記事も書いています。よかったら読んでみてください。

メジャーとスケールとコンベックスの違い

さっそく本題にいきましょう。

メジャー

メジャーは一般的な巻き尺の総称です。布製やプラスチック製、金属製など素材もさまざまです。柔らかいので取り回しに便利ですが、テープが自立しない(一直線に伸びない)ので片手作業には不向きです。衣類の仕立てなどの曲線を測る作業には向いています。

・洋裁で使う巻き尺
・丈夫な金属でできたタイプ
・スーツ屋さんなどで使うテーラーメジャー
・梱包サイズが一目でわかるパッキングサイズメジャー

などいろいろあります。これがいわゆるメジャー(巻き尺)です。

メジャーの写真。説明用に3つの種類のメジャーを並べている。
メジャーの写真。説明用に3つの種類のメジャーを並べていてそれぞれテープを出しているところ。

スケール

スケールは直線的な定規のこと。金属製やプラスチック製のものが多いです。短い長さの測定に有利です。建築や製図の仕事をしている人は三角スケール(通称 サンスケ)といった縮尺が書いてある特別な定規を使います。

スケールの写真。説明用に3種類のスケールを並べている。上から三角スケール、30cmスケール、15cmスケール。

コンベックス

コンベックスは基本的に金属製の湾曲したテープと爪が付いたストッパー付きの巻き尺のことを指します。

正式名称は「コンベックスルール」。
コンベックス(convex):凸面、湾曲の意味
ルール(rule):ここでは定規、物差しの意味
略して「コンベ」と呼ぶこともあります。

真っすぐ伸びる金属テープが最大の特徴で、片手で測定が可能です。工事関係の仕事やDIY、間取りや家具の採寸など、あらゆるシーンで圧倒的に使いやすいです。ストッパーがないものもありますが付いている方が主流です。

コンベックスの写真。15cmほどテープを出した状態でテーブルに置いてある。

コンベックスの基本的な特徴・使い方はこちら↓

呼び方問題

ウサギ
ウサギ

スケールかしてって言われたからサンスケ渡したら怒られた!
コンベックスのことだったみたい。どーゆーこと?

カエル
カエル

習うより慣れろ

私が以前、駆け出しの現場担当者だった頃、こんなことがありました。

そのあと話を伺うと、どうやら職人さんや地域によって呼び方が違うっぽいんです。ネットで調べてみてもいろいろ書いてあって混乱した記憶があります。

そんな私は「コンベックス」を「スケール」と呼んでます。その方がコミュニケーションが取りやすかったのです。個人的にはコンベックスのことをスケールと呼ぶ職人さんの方が圧倒的に多い印象があります。

なぜそう呼ぶようになったのかハッキリとはわかりません。現場管理人が職人さんに図面の説明をするときに三角スケールを使っていて、そこから巻き尺でもなくメジャーでもなくコンベックスでもなく「スケール」が定着したのではないか、という話もありますが詳細はわかりません。

とりあえず「習うより慣れろ」「郷に入りては郷に従え」ということで、まわりに先輩がいる環境ならその人たちの言い方に合わせた方が仕事が捗ります。個人でDIYを始める方は知っておくだけでもどこかで役立つことがあるかもしれません。

まとめ

あれこれ書きましたが、とりあえずイメージとしてある測定器具「メジャー」があってそのメジャーの種類として「コンベックス」っていうツールがある、そして「コンベックス」を「スケール」とも呼ぶことがある、と覚えてもらえれば基本的にOKかなと思います。

自分なりにイメージ図を描いてみました。

測定器具というジャンルの中にコンベックス、メジャー、スケールの立ち位置を図で示している。

ここまで偉そうに説明をしてきましたが、結局のところ呼び方は好みだったり状況に合わせてで良いみたいです。

今回は「厳密に言うならば」ということにフォーカスを当てつつ、混乱しがちな部分を整理しました。少しでも誰かの参考になれば幸いです。もし参考になりましたら、DIYを始める人や現場仕事をこれから始める人にこの記事を紹介していただけると嬉しいです。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
ぜひ他の記事も見に来てください\(^o^)/

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